『サティの昼下がり、クラムの夕暮れ』@スタジオ ピオティータ

エリック・サティの生誕150年にちなんで、サティの「スポーツと気晴らし」を中心にしたサロン・コンサートを実施しました。

出演のPf:中川瑞葉さんは、アメリカの現代音楽作曲家ジョージ・クラムを得意としてCDもリリースする近代現代音楽の専門家、ヴォーカルの柴田暦さんがナレーションと歌で共演し、「スポーツと気晴らし」ではオリジナルの挿絵をプロジェクターで投射しながらのユニークなサロン・コンサートとなりました。

【日時】 2016年9月18日(日)14時開演(13時半受付)

【会場】 スタジオ・ピオティータ(京王線桜上水10分、井の頭線西永福12分)

【出演】
中川 瑞葉(ピアノ)
柴田 暦(ヴォーカル)

【プログラム】
エリック・サティ:官僚的なソナチネ(ナレーション付き)
ジョージ・クラム: 3つの初期歌曲(1947)
ジョージ・クラム: マクロコスモス vol.2(抜粋)
**休憩**
エリック・サティ: スポーツと気晴らし(ナレーション・画像付き)

 

Mizuha-01A 【中川 瑞葉 (なかがわ みずは)ピアニスト】

高校時代に“現代音楽”と出会い、特にジョージ・クラムの響きに心を奪われる。 しかしその後、音楽から気持ちが離れ…沖縄で農業をしたり自動車整備工場で働いたり…自由奔放にやりたいことをやった結果、やっぱりクラムの音楽が忘れられず今日に至る。桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業後パリへ留学。帰国後は現代音楽を中心に 映像や朗読など様々なジャンルとの共演、また後進の指導にあたる。

Reki photo 【柴田 暦(しばた れき):ヴォーカリスト】

桐朋学園演劇科卒業後、音楽活動に移行、展開。現代音楽の分野では自然な発声での演奏が高い評価を得ており、舘野泉氏(pf.)やブルーノ・カニーノ氏(pf.)とナラティブ・ヴォーカリストとして共演するなど、演劇と音楽の両者に支えられた新鮮なスタイルを創る。コントラバス・河崎純とのデュオ<ユニ・マルカ>は、軽やかな声と破壊を秘めたクールな弦が境界を越え、その先へ。また、自作を含む同時代詩の朗読も行う。ことばへの関心は、100冊を超える日記にも。ブログ<暦の暦(れきのこよみ)> http://rekikoyo.exblog.jp/

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