アルデオ・カルテット(フランス)

アルデオ・カルテット(Quatuor Ardeo — String Quartet)

【メンバー】
キャロル・プティドゥマンジュ(Carole Petitdemange、ヴァイオリン)
梁 美沙(Mi-sa Yang、ヴァイオリン)
原 裕子(Yuko Hara、ヴィオラ)
ジョエル・マルティネス(Joëlle Martinez、チェロ)

2001年、パリ国立高等音楽院内で結成。ボルドー、モスクワ、メルボルン、パオッロ・ボルチアーニなど重要な国際弦楽四重奏コンクールで次々と入賞を果たす。ライナー・シュミット(ハーゲン弦楽四重奏団)に師事、また、P.L.エマール、W.レヴィン、G.ピヒラー、P.カッツ、G.タカーチ、A.ケラー、A.ブレンデル、F.ラドシュ、E.フェルツの薫陶を受けている。

ボン・ベートーヴェン、ロッケンハウス、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、ラ・フォル・ジュルネ(仏ナント、日本)等の主要な音楽祭に招かれて演奏。そのほか、フランス、ドイツ、スペイン、スイス、ロシア、など各地で活発に活動している。ラテン語で「燃える」さまを意味するその名に相応しく、欧州において最も熱狂的に受け入れられている弦楽四重奏団である。(仏ラ・デパーシュ紙)

レパートリーは非常に幅広く、古典から現代までを色彩豊かでエネルギッシュな演奏をすることで定評がある。現代音楽の演奏にも情熱を注ぎ、K.サーリアホやP.デュサパンら現代作曲家達と密な関係を築いている。2014年には、欧州コンサートホール協会から名誉ある「ライジング・スター賞」を受け、メンバーの一部交代によって更に進化を続けている。第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンが曲目ごとに話合いによって入替るスタイルを取っている。

弦楽四重奏だけでなく、B.シャマユ 、A.ムニエ、R.カプソン、M.ブルネロ、A. コロベイニコフ らと共演。とりわけ、ピアニストD.カドゥシュ、クラリネットのR.ビエリとは緊密なコラボレーションで活動している。

室内楽スピリットの伝道にも精力的に取り組んでおり、パリ、トゥールーズ、クレテイユ、ハンブルクの音楽院で定期的にマスタークラスを行っている。

CDレパートリーとしては、国際的に高く評価されたシャルル・ケクランの2曲の弦楽四重奏曲(仏Ar Ré-Sé)や、アントン・ライヒャの3曲の弦楽四重奏曲(仏L’Empreinte digitale)、そしてピアニストのデーヴィッド・カドゥシュとの共演によるショスタコーヴィチ(仏Transart)、シューマンのピアノ五重奏曲(DECCA)がある。

Webpage(English)
http://arts-scene.be/en/asd-artistes-biographie-Quatuor-Ardeo

【メンバー略歴】

 

キャロル・プティドゥマンジュ(Carole Petitdemange、ヴァイオリン)

パリ国立高等音楽院でJ.J.カントロフに師事、またマドリッド音楽院でハーゲン弦楽四重奏団のライナー・シュミットの薫陶を得た。彼女はアルデオ・カルテット結成前から様々な編成の室内楽グループで演奏し、コンクールで数々の賞を受賞している。P.L.エマールから教えを受けた彼女は現代音楽にも非常に関心があり、ジョナサン・ハーベイ、エディト・カナート・デ・チジ、カイヤ・サーリアホ などの作曲家との緊密なコラボレーションに取り組んでいる。現在、マドリッド王立音楽院とサラゴサ音楽院で教鞭も取る。

梁 美沙(Mi-sa Yang、ヴァイオリン)

大阪生まれ、相愛高等学校で工藤千博、小栗まち絵に師事。12歳でオーケストラデビューを果たし、13歳で ユーディ・メニューイン国際コンクール・ジュニア部門で第1位。翌年には 第1回仙台国際音楽コンクールで第3位。その後奨学金を得てパリ国立高等音楽院に留学、ジャン=ジャック・カントロフ、オリヴィエ・シャルリエに師事。21歳でヨーロッパでもソリストデビュー。これまでにソリストとして多くの有名なアンサンブルと共演。スーク室内管弦楽団、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ、仙台フィル、東京交響楽団、新日本フィル、大阪交響楽団、京都交響楽団、関西フィル、日本センチュリー響など。彼女の力強さと繊細さ個性的に融合させた解釈はメディアや批評家から高く評価されている。

室内楽奏者としては、マリアカナルス国際音楽コンクールにピアノトリオで挑み第1位を獲得。アルデオ・カルテットと並行して、ピアノのアダム・ラルームとチェロのヴィクトル・ジュリアン=ラファリエールと共にトリオ・レ・ゼスプリを結成、こちらも精力的に活動している。2014年からアルデオ・カルテットのメンバー。

原 裕子(Yuko Hara、ヴィオラ)

ニューヨーク生まれ。東京藝術大学附属高校を経て、 同大学を同声会賞を得て卒業。菅沼準二、川崎和憲各氏に師事。 スイスにてジュネーヴで今井信子氏、バーゼルでライナー・ シュミット氏(ハーゲン・クァルテット)に学び、 両音楽院修士課程修了。

第9回ライオネル・ターティス国際音楽コンクールで特別賞、第5回東京音楽コンクール弦楽部門第二位。ソリス トとして日本フィル、芸大フィルと共演。ステラ・クァルテット(2003~2009年)、ウェールズ弦楽四重奏団(2009~2012年)のメンバーとして、大阪国際室内楽コンクール第三位、青山音楽賞バロックザール賞受賞など。

フィルハーモニア・ チューリッヒ(チューリッヒ歌劇場オーケストラ)とドイツ・ カンマーフィル・ブレーメンにてアカデミー生として研修を積み、現在も演奏に加わるほか、シュヴェッツィンゲン音楽祭宮廷音楽アカデミーやチューリッヒのラ・シンティラ、フライブルク・バロックオーケストラへの参加など、古楽器での演奏にも力を入れている。

2016年よりアルデオ弦楽四重奏団のメンバー。

ジョエル・マルティネス(Joëlle Martinez、チェロ)

トゥールーズ音楽院とパリ国立高等音楽院でR.ピドゥー、P.ミュラー、X.フィリップのクラスで学んだ。室内楽は彼女の音楽活動の中心であり、アルデオ・カルテットの創設メンバーのひとり。カルテットでは、マドリード音楽院でハーゲンカルテットのR.シュミット、バーゼルでW.レヴィン、ザルツブルグモーツァルテウムでのハーゲンカルテットの指導を受けた。

トゥールーズ・キャピトル・ナショナル管、パリ室内管、ディソノンシャン室内管などいくつかの有名なオーケストラに参加。またマルク・ミンコフスキ率いるグルノーブル・ルーヴル宮音楽隊に招かれ、ケルンとドルトムントでソリストとして出演。

紹介動画(2017年1月)

Beethoven String Quartet No.9 in C Major, Op.59-3 Finale(2017年2月)

Schubert String Quartet No.13 in A Minor, D.804 “Rosamunde” 1st mov.(2017年3月)