日本を代表するクラシック・ギタリストの鈴木大介さんをスタジオ ピオティータにお招きしてサロン・コンサートを行いました。
スタジオ ピオティータの静謐で素晴らしい音響と落ち着いたインテリアに囲まれながらの限定30席で名手鈴木大介さんのクラシックギターを心ゆくまで満喫いただきました。
演目違いの2公演、14時からの部にはお茶タイムが、17時半からの部にはワインタイムをご用意し、アーティストのとの交流、お客さま同士の出会いの場としても、有効に活用いただきました。
【日時】 2016年6月25日(土)
1回目:14時開演(13時半受付) 「ラテンの風」
2回目:17時半開演(17時受付) 「バッハ そして 武満」
【会場】 スタジオ・ピオティータ(京王線桜上水10分、井の頭線西永福12分)
【プログラム詳細】
<ラテンの風>
- F.ソル:モーツァルトの魔笛の主題による変奏曲 Op.9
- M.ジュリアーニ:英雄的ソナタ Op.150
- E.グラナドス:詩的ワルツ集
- I.アルベニス:グラナダ
- F.タレガ:アルハンブラの思い出
- E.ヴィラ=ロボス 前奏曲第1番/第2番/第5番
- F.モレノ=トローバ ラマンチャの歌
<バッハ そして 武満>
- J.S.バッハ:パルティータ ニ短調 BWV1004 (原曲:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番)
- J.S.バッハ:パルティータ ホ長調 BWV1006 (原曲:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番)
- レノン・マッカートニー 〜 武満徹編:ヒア・ゼア・アンド・エヴリウェア / ヘイ・ジュード
- 武満徹:『今朝の秋』より
- 武満徹:ワルツ ~ 『他人の顔』より
【鈴木 大介 プロフィール】
作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて一躍注目を集めた日本を代表するクラシック・ギタリストの一人。
マリア・カナルス国際コンクール第3位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。第10回出光賞、第56回芸術選奨新人賞を受賞。
武満作品をはじめとする現代音楽の初演からバロックまで、そして映画音楽のカバーなど膨大なレパートリーでの明晰な解釈力と洗練された技術を持ち、多方面からの評価を確立している。
2005年度芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。2006年には武満徹の没後10年を記念し映画音楽集「夢の引用」をリリース。ギター・ソロによる映画音楽のカバーCD 「キネマ楽園」シリーズはロングランヒット中。
2016年3月には自身初のコンポジション作品集となる 『12のエチュード ギターソロのための12の練習曲』のCDをリリース。『練習曲』というカテゴリーを越えた様々な詩情が移ろいゆく世界を描いてみせた。