2019年11月下旬から12月初めまで短期集中でベートーヴェンの32曲のピアノ・ソナタを弾き切ったフランソワ・フレデリック・ギイにとって、2020年のベートーヴェン・イヤーは特別なものです。いくつかの新たなマイルストーンがございます。
1.日本で初めてのベートーヴェンの協奏曲の弾き振りを披露することがラ・フォル・ジュルネTOKYOの速報で発表されました。日程は2020年5月2日、演目はピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58、オケはシンフォニア・ヴァルソヴィアです。開演時間など詳しいことは、追って発表されます。
https://www.lfj.jp/lfj_2020/teaser/pdf/LFJ2020_program_1227.pdf
2.同じシンフォニア・ヴァルソヴィアを弾き振りしたベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の3枚組CD新譜が発売されました。
オンラインでは以下でもう聴くことができます。(会員の方はクリックしてください)
3.「音楽の友」2020年2月号(1月発売)に、ギイのインタビュー記事がカラーで2ページにわたって紹介されました。
インタビュアーは若き音楽学者の越懸澤 麻衣 氏(彼女の専門はベートーヴェンピアノ曲の研究とのこと)で、お話は大いに盛り上がりました。短期連続演奏会の意義、シュナーベル校訂の楽譜を使う意義、ヒストリカル楽器への彼の見解、など、丁寧に書いてくださっています。取材場所はムジカテミスが運営するスタジオピオティータ。ギイの練習の合間に行われました。