Cemb: フランチェスコ・コルティ(イタリア)

フランチェスコ・コルティ (チェンバロ・オルガン、イタリア) Francesco Corti 

来日歴(新しい順)・・2018年2月、2017年6月(調布国際)
今後の予定・・・2021年1月

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フランチェスコ・コルティはイタリア アレッツォの音楽一家に生まれ、ヴェイナント・ヴァン・デ・ポルにオルガンと作曲を学んだのちチェンバロの道に進み、ジュネーヴでアルフォンソ・フェーディに、そしてアムステルダムでボブ・ファン・アスペレンに師事した。

彼は2006年にライプツィヒにて第15回国際ヨハン・セバスチャン・バッハ コンクールのチェンバロ部門で第1位、2007年にはブリュージュ国際古楽コンクールのチェンバロ部門で最高位(第2位)を受賞。

ソリストとしての活動では、欧州全域のみならず、アメリカ、メキシコ、日本、韓国、インドネシア、ニュージーランドでコンサートに登場。ザルツブルク音楽祭、ライプチヒ・バッハ音楽祭、ブレーメン音楽祭、ユトレヒト古楽フェスティバル、モンペリエ音楽祭などに招かれており、パリのサル・プレイエル、ブリュッセルのボザール、ウィーンのコンツェルトハウス、チューリッヒのトーンハレ、ザルツブルクのモーツァルテウムおよびハウスエリーゼ・モーツァルト、アムステルダムのコンセルトヘボウなどの欧州主要ホールに登場。ザルツブルクのモーツァルト週間では、かつてモーツァルトが弾いたとされるオリジナルのフォルテピアノでの演奏会に繰り返し招かれている。

2007年には、マルク・ミンコフスキによってルーヴル宮音楽隊への参加を要請され、以来、チェンバロ、フォルテピアノ、オルガン奏者として定例メンバーに名を連ねる。バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルトでソリストを務めた。

モーツァルテウム管弦楽団、コンバッティメント・コンソート・アムステルダム、ライプツィヒ・バロック・オーケストラ、オーケストラ・ダ・カメラ・ディマントヴァのコンサートでもソリストとして登場している。

他の古楽アンサンブルとの共演も多く、ル・コンセール・デ・ナシオン(J.サヴァール)、アンサンブル・ゼフィーロ(A.ベルナルディーニ)、ハルモニー・ユニヴェルセル(F.ドイター)、アンサンブル・エリマ(G.ガッリード)、レ・タラン・リリク(C.ルセ)、ラ・シンティラ(A.ペッシュ)とムジカ・アド・レヌム(J. ヴェンツ)。通奏低音担当としてはロンドン交響楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団、モーツァルテウム管弦楽団、さらにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に出演している。

さらに近年指揮活動も行っており、J. S.バッハのブランデンブルク協奏曲をオランダ・バロック協会と共に欧州ツアーを成功させた(チェンバロ・ソロも担当)ほか、バッハのカンタータプログラムではルーヴル宮音楽隊を指揮して登場した。

録音は、彼の広い活動分野を反映して非常に多くのレーベルからリリースされている。Sony-DHM, Deutche Grammophon, Naïve, Accent, Arcana, Aparte, Brilliant Classics, Genuin, Berlin Classics。

ソロ録音ではルイ・クープランの組曲集、J. S.バッハのパルティータ集などがある。

2016年、バーゼル・スコラ・カントルムのチェンバロ科教授に就任。バッハ・コレギウム・ジャパンの公演への参加、調布国際音楽祭への出演など日本での出演機会も増えている。

2018年には、イタリアのピリオド楽器オーケストラ『イル・ポモ・ドーロ』(ムジカテミス契約グループ)のゲスト常任指揮者に就任、さらに活動の幅を広げている。

Webpage (English with music)http://www.francescocorti.com/index.htm

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