ジェラール・プーレ 特別サロンコンサート

~ 100年の時を越えて ジェラール・プーレ 「プレ」サロンコンサート ~

【日時】 2017年2月26日(日)14時開演および18時開演(同内容2公演)

【出演】ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)、川島 余里(ピアノ)

日本の若手ヴァイオリニストの育成に長年に亘って多大なる貢献をされていらっしゃるジェラール・プーレ氏は、演奏活動と指導活動の両方において、まさに「巨匠」と呼ぶに相応しいお方です。

そんなプーレ氏が得意とするドビュッシー最晩年の傑作、ヴァイオリン・ソナタ。この曲は、100年前の同じ日に、プーレ氏の父ガストン・プーレによって初演されたのでした。

記念すべき100周年の日(2017年5月5日14時)に紀尾井ホールで演奏会が開かれるを記念し、プーレ氏とPf:川島余里さんのご厚意で、スタジオピオティータでのプレ・コンサートを行いました。休憩なしの約60分のコンサートを日曜の14時~と18時~からの2公演でした。

【プログラム】(2公演同一プログラム)
Ravel / ヴァイオリン・ソナタ
Debussy / 牧神の午後への前奏曲
Rachmaninoff / Paganiniの主題による狂詩曲
Kreisler / ロマンティックな子守唄/ 愛の悲しみ
Prokofiev /“3つのオレンジへの恋”より行進曲
Debussy / ヴァイオリン・ソナタより抜粋  他

【会場】 スタジオ・ピオティータ

 

【出演者略歴】

ジェラール・プーレ Gérard POULET(Violin)

18歳の時に、イタリアのジェノヴァでのパガニーニ・コンクールで優勝。
巨匠ヘンリック・シェリングに師事。キャリアを世界中に広め、ヨーロッパのみならずアジア、アメリカ、アフリカの各地で有名オーケストラと共演。名高い音楽フェスティバルや定期公演に出演している。
偉大な教育者でもあり、長年教授を務めたパリ国立高等音楽院を2003年に退官後、パリCNR市立音楽院のソリストコースとエコール・ノルマル音楽院で教鞭を執り、2005年4月から2009年3月まで東京藝術大学の客員・招聘教授を務めた。

2010年4月から現在は昭和音楽大学の教授を務める。78歳を超えた現在も現役。コンクールの優勝・上位入賞者を多数輩出し、日本のヴァイオリン界のレヴェルを確実に上げている。
数多くのマスタークラス、主要な国際コンクールの審査員(長)に招聘されている。日本では、京都フランス音楽アカデミー、いしかわミュージック・アカデミー、軽井沢国際音楽祭、河口湖ヴァイオリンセミナー他、アップビートとかち音楽祭、多数の音楽大学(桐朋、国立、沖縄県芸、愛知県芸、フェリス、作陽、洗足)に招かれている。

1995年にフランス芸術文化章 及び1999年に文化功労賞を受賞。
日本弦楽指導者協会、及び日本フォーレ協会の名誉会員。日本在住。
www.gerard-poulet.com

川島 余里 Yori KAWASHIMA(Piano)

東京藝術大学附属高校を経て同大学作曲科卒業、同大学院修了。
H.ピュイグ=ロジェに師事した影響で1989年渡仏し、パリ国立地方音楽院にてピアノ科とピアノ伴奏科のプルミエ・プリを取得。O.ギャルドン、G.ジョワ(デュティーユ夫人)に師事。トップクラスのソリストから伴奏を依頼されており、とりわけヴァイオリンの巨匠ジェラール・プーレに最も信頼されるピアニストとなる。パリのロン・ティボー・ヴァイオリン・コンクールの公式伴奏者。
パリ国立高等音楽院を始め、複数の音楽院で伴奏者の勤務を経て、2005年帰国。
伴奏ピアニストとして第一線で活躍。東京藝術大学弦楽科及び附属高校で伴奏助手を務めた後、現在は東京藝術大学と昭和音楽大学でソルフェージュと室内楽の講師。
2005年吹田音楽コンクール作曲部門にて、ヴァイオリン・ソロの曲で第1位を受賞。

 

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プーレ先生余里先生 表(訂正) プーレ先生余里先生 裏(訂正)